西 佳世
産婦人科4年目 |
私は金沢大学産婦人科に入局して4年目になります。しかし、実際のところ、産婦人科としての経験は2年です。研修医期間が終わると同時に結婚し、結婚後すぐに妊娠・出産のため、臨床の現場から離れているからです。妊娠中は、切迫流産・早産のため妊娠初期から休んでしまい、出産後も育児をメインにしたいというわがままを聞いてもらい、現在、週二日だけの非常勤として勤務させてもらっています。
私は今、産婦人科に入局し良かったと思っています。入局する際は、自分が結婚し出産した場合など全く考えていませんでした。しかし、いざその場面になると、様々な問題がでてきました。まず、勤務先です。旦那も医者のため、一緒に暮らせるように近くの病院で勤務したいということです。医局によっては、そういうことをなかなか考慮してもらえず、新婚ながらも離ればなれに暮らさなければならない、という話しもしばしば聞きます。しかし産婦人科医局では、ちゃんと考慮してもらえます。結婚の場合だけでなく、産婦人科医局では医局員全員が希望をいうことができます。必ずしも希望通りとはいかないまでも、最大限希望に添うように考慮してもらえます。勤務先の希望を考慮してもらえるということに、私はとても感謝しています。 そして妊娠・出産の問題です。
出産後、すぐに仕事復帰するかしばらく育児休業をもらうかということは、女性にとって悩むところだと思います。私は研修医を終えたばかりでこれから臨床経験を積んでいかなければならない、休むということはその分だけ同期とも差がでてしまう・・悩みました。しかし、我が子の成長をみたいという思いが強く、育児休暇がほしいという希望を伝えました。現在、医局から育児休暇をいただいています。しかし、私は育児が一段落したら仕事に復帰したいという思いがあり、育児休暇中、まったく臨床から離れてしまうと復帰しにくくなるのではないか・・という不安がありました。医局はその点も考慮してくださり、現在、週二日の非常勤として育児をメインにしつつ、臨床にかかわらせていただいています。
女性にとって、結婚・出産は仕事に大きく影響します。産婦人科医局では、決して仕事にしばられることなく、自分のペースで仕事ができ、女性として自分の人生を歩んでいくことができます。そしてなにより、産婦人科医であることに誇りを感じています。産婦人科にくる患者さんは女性です、女医を希望される患者さんは多くいます。これほどまで患者さんから女医を希望される科は他にないと思います。
女子医学生の方、女性であることに誇りをもちつつ仕事をできる産婦人科を今後の進路として、是非一度考えてみてください。 |
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